(東京都/渋谷区)
「一番のこだわりはだし」。かけ、つけ、ぶっかけのいずれのメニューでも、存在感のある確かな味わいのつゆとうどんが堪能できる。店は恵比寿駅から4分,小さな公園と渋谷川に接した好ロケーション。開店から閉店まで途切れることなく人が訪れる、恵比寿の隠れ家的スポットでもある。耳を澄ませば静かにジャズが流れる落ち着いた空間で、時間をかけて丁寧に作られた味を楽しみたい。今回は、数ある人気メニューの中から、特に夏場に人気の「みぞれ肉汁うどん」をピックアップ。
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クローズアップメニュー
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みぞれ肉汁うどん 850円(税別)
夏場に人気のメニュー。やや厚めにスライスした豚ばら肉と、特製の一番だしとかえしを合わせたつけ汁に、歯ごたえ抜群のうどんをからめていただく一品。つけ汁に添えられた三つ葉がさわやかさを演出する。うどんの太さは選べる。太目のうどんの圧倒的な存在感を楽しむもよし、細いうどんでつるつるっ、さらさらっといただくのもよし。つけ汁には数々のこだわりがつまっており、味は濃いめだが、バランスがよく、後味まですがすがしい。めんは、関東、関西関係なく美味しいと思っていただけるように、こし、柔らかさに加えて風味を大切にしている。口の中で静かに主張する存在感のある歯ごたえと、風味豊かな味を堪能できる。
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お店紹介
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写真左が店長の山形寛さん、右が料理長の大村弘秀さん
有名店も多く、飲食店の激戦区のひとつである恵比寿に店を構えて8年。目黒川と小さな公園を借景にした大きな窓のある明るい店内で、とびきりのうどんをいただける「うどん山長」。オープン以来、開店時間中は途切れることなく、この味を求めて多くの客が訪れる。温かいうどん、冷たいうどん、ぶっかけと、多種多様なメニューが並ぶ。人気メニューを尋ねると、「これも、これも、…あ、これもよく出ます」(大村料理長)と、紹介するメニューの選定に悩むほどだ。
主役のうどんに目がいきがちだが、ここではサイドメニュー、飲み物も充実している。サイドメニューの一番人気は「だし巻き卵」。最近のヒットメニューは「かつおのたたきと長芋のからし和え」。このからしだれは特に評判がよく、季節によって合わせる野菜をかえてメニューにのせる。春は長芋のかわりにたけのこだった。サイドメニューは毎月変えており、月に一度、店のスタッフ全員で新しいメニューのアイデアを持ち寄る開発会議と試食会を行っている。
さらに、ドリンクメニューにもこだわりがつまっている。たとえば「青じそサワー」は自家製。料理長自ら青じその葉を漬け込んだものを使い、風味豊かに仕上がっている。ほかにも、日本酒、ワインから焼酎まで、店長が選んだこだわりのお酒が並ぶ。居心地のいい空間で、うどんを待つひととき、アルコールを楽しみながら過ごすのもいい。
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基本情報
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