【ハワイ料理】YO-HO's cafe Lanai (ヨーホーズ カフェ ラナイ)

  1. (東京都/杉並区)
アメリカ人はもちろん、フィリピン系、日系、中国系などさまざまな人種がともに暮らし、さらに世界中から多くの人が訪れるハワイ。そこで食べられている食事もまたバラエティに富んでいます。そんな中、ハワイのローカル料理として定着したものをハワイ料理と呼ぶならば、「YO-HO's cafe Lanai」は、それを現地の味のまま提供する数少ない専門店の1つ。とりわけ看板メニューの「オックステールスープ」は、店主の堀川陽造さんがハワイの郊外で見つけた人気店の味を再現した逸品です。
クローズアップメニュー
オックステールスープwithライス 1,250円(税込)
ゲンコツとともに茹でた国産牛テールを、たっぷりの香味野菜やしいたけ、昆布、スパイスを入れて6時間ほど煮込み、ハワイソルトで味を調えている。器にスープ、牛テール2ブロック、たっぷりのパクチーを入れ、茹でピーナツをトッピング。肉は箸で簡単にほぐれるほど柔らかく、くさみは皆無で食べやすい。刻みショウガを使って小皿でショウガ醤油をつくり、骨からはがした肉をつけて食べる。手づかみでかぶりつくのもまたいい。辛味のほしい人はチリソースを使ってもおいしい。
スープが半分ほどに減ったところで、ライス、ショウガ醤油を入れておじや風に。ハワイの味を知る人が「ハワイと同じ!」「懐かしい!」と感動するほど現地の味そのもの。さまざまなメニューで大量に使うため、専門業者に届けてもらっているという刻みショウガは驚くほどまろやかだ。
他店にない味であることに加え、国内の酪農家が減っていることから国産牛テールは品薄の状態が続いているという意味でも、とても貴重なメニューである。
技のポイント1
 
 

10kgの国産牛テールを大型寸胴鍋で茹でる

オックステールスープの主役、テール肉は、カットして冷凍した国産のものを1回に10kg使う。大きな寸胴鍋に肉を入れ、そこにたっぷりの水を注ぎ、蓋をせずに強火で茹でる。
技のポイント2

  

十分に沸騰したらゲンコツ1.5kgを投入しうま味を増す

肉のうま味をさらに増すため、だしの素としてゲンコツ1.5kgを使用。ゲンコツを入れるタイミングは、テール肉を茹ではじめて約1時間、十分に沸騰してアクが出てきた頃だ。
技のポイント3


アクはていねいに取り除く

肉を茹でる際に浮いてくるアクはていねいにすくい取る。この作業を怠ると、スープににごりやえぐみが残ってしまう。
技のポイント4

余分な脂身はハサミでカットしきれいに洗う

茹で上がった牛テールは一度ザルにあげ、流水で洗いながら余分な脂身をハサミで取り除く。これにより油分の少ない澄んだ綺麗なスープに仕上がる
技のポイント5
 

香味野菜、スパイスなどを加えて約6時間煮込む

茹でて余分な脂身を取り除いた牛テールを、きれいな寸胴鍋に入れ、新しい水を入れてあらためて煮る。ネギやパクチーの根など香味野菜と干しシイタケ、昆布、オレンジピール、スパイスはスープと混ざらないように専用のザルに入れて用いる。スパイスは八角、山椒、シナモンの3種。
おすすめメニュー1

ガーリックシュリンプ 1,300円(税込)
塩こしょうで下味をつけたバナメイエビを、ガーリック(スライスした生ニンニクと擦りおろしニンニクをミックス)・オニオン・パプリカをペースト状に混ぜたガーリックバターで香ばしく炒めた大人気料理。「ある調査では、ハワイを訪れた日本人女性が最もよく食べるのがこのガーリックシュリンプだとされています」と堀川さん。このままでもおいしいが、何よりご飯によく合う。好みでレモンを絞ってもよい。女性の胸を連想させるハワイ仕込みの盛りつけが見た目にも楽しい。付け合わせは「ハワイでサラダと言えばこれ」というほどメジャーな甘い味つけのマカロニサラダ。
おすすめメニュー2

おつまみプレート 1,000円(税込)

ハワイの代表的料理で、同店で人気の高いおつまみメニュー、「ガーリック枝豆」「アヒポケ」「炙りテール」の3点を揃えた“よくばりプレート”。ガーリック枝豆は、枝豆をスイートチリソースと刻みガーリックで和えたクセになる味が魅力。アヒポケはサイコロ状にカットしたマグロを醤油とごま油で和え、タマネギ、ゴマ、ショウガを加え、ネギ、アオサノリ、トマトで飾りつけ。炙りテールは茹でた牛テールをバーナーでよく炙り、ブラックペッパーをふりかけたもので、薬味のショウガと醤油で食べる。
おすすめメニュー3

モチコチキン 650円(税込)

もち粉を使ったハワイの唐揚げ。現地ではサラダ油で揚げるが、同店ではノンフライヤーを使用し軽めに仕上げている。鶏のもも肉に砂糖醤油で味をつけ、ネギとゴマを振る。もち粉のほかコーンスターチも使っており、皮はパリパリでスナックのよう。肉は柔らかくしっとりしている。
  • お店紹介

    訪れる人を明るい笑顔で迎える堀川陽造さんと妻の瞳さん


    店主の堀川陽造さんは元ビジネスパーソン。レストラン経営を主事業とし、国内外にさまざまなタイプの飲食店を展開する企業で55歳まで働いていた。その仕事の関係でよく訪れていたのがハワイだ。若い頃、偶然入ったお店で初めて食べたオックステールスープの味に惚れ込んだ堀川さん。帰国して探してみると、日本には本格的なオックステールスープを提供する店がないことに気がつき、これをメインメニューとするハワイ料理店を開業したら面白いと考えた。「以前は、会社員は60歳で定年を迎えるのが一般的でした。だったらいまのうちに長く続けられる仕事を持ちたいと思って、若い頃の思いつきを実現したのです」と、開業の経緯を語る。
    2011年夏、最初にお店をつくったのは東京の日本橋と神田の境目辺り。しかし、一部のハワイ通には高く支持されたものの、オックステールスープの知名度は低く、また周囲にワンコインランチのお店が乱立していたこともあって経営は厳しかったという。そこで開業2年目の2013年5月に現在の場所で居抜き店舗を手に入れ、新生「YO-HO's cafe Lanai」として再スタートした。いまではハワイに駐在経験のあるビジネスパーソンや家族をはじめハワイ通やハワイ好きはもちろん、一般客も数多く訪れている。人気のテレビ番組「孤独のグルメ」で取り上げられたこともあって、その存在は広く知られるようになった。
    「都心では食べられない、阿佐ヶ谷だから食べられるところがいい。この場所はハワイのローカル料理のイメージにもぴったり」と堀川さん。ともに働く妻の瞳さんは、「日本にはハワイが好きな人はたくさんいますが、ハワイ料理のおいしさはまだまだ知られていません。当店を通してハワイのローカル料理を知り、さらにハワイそのものにも興味を持ってくれる人が増えたらうれしいです」と話す。
    店内は、ハワイ・ラナイ島のカフェ、「ブルー・ジンジャー・カフェ」をイメージしてブルーを基調とし、現地の絵画や写真、ウクレレや雑貨類などお客様のお土産をメインに飾り付けた楽しい雰囲気で瞳さんのデザイン。店名は海賊のかけ声「ヨーホー」と、店主の名前「ヨーゾー・ホリカワ」をかけている。
  • 基本情報

    店名 YO-HO's cafe Lanai (ヨーホーズ カフェ ラナイ)
    住所 東京都杉並区阿佐ヶ谷南2-20-4 ハウスポート阿佐ヶ谷ビル 1F
    電話 03-3291−3529
    営業時間

    ランチ  
    平日 11:30~14:30(L.O)
    土日祝 13:00~15:00(L.O)
    ディナー 
    17:30~22:00(L.O)

    定休日

    月曜(月曜が祝日の場合は火曜)、第3火曜

    席数

    14席

    主な客層

    ハワイ帰りの人、ハワイ通、ハワイ好きのお客様が多い。

    1日の客数

    平日 35人 土休日 60人

    予算の目安 ランチ 950円〜 
    ディナー 1500円〜
    開業 2011年7月(2013年5月移転)
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