右:加藤木 裕 シェフ
左:ご協力いただいた佐山さん
加藤木 裕(かとうぎ ゆたか)シェフ
1982年、茨城県生まれ。工業高校を卒業後は電気工事の職に就くものの、20歳のとき一転して外食の道に進むことを決意。「30歳で独立する」ことを目標に調理師学校へ通ったあと、都内の繁盛ビストロ数店で腕を磨きました。そしてちょうど30歳となる2013年2月に独立を果たし、「オデリス ド ドディーヌ」を東京・大門にオープンさせました。
古き良き時代のビストロを彷彿させる内装が特徴の同店ですが、照明工事などは元電気技師の経験を生かして自分でおこなったとか。
「ドディーヌ=まるまる太らせたおいしいもの」をコンセプトに、ボリューム満点の本格ビストロ料理が同店の売り。2人なら1万円でお腹いっぱい食べて飲めるリーズナブルさもあって、オープン当初から予約のとれないビストロとなっています。
「お客様には食材のおいしさを堪能していただきたい。ソースはあくまで料理に寄り添うスタイルにし、最後まで飽きずに食べていただけるよう気をつけています」と加藤木さんが語る料理は、20代の若者から60代のシニアまで幅広く支持されています。
「予約で満席になるようになったら新店を出す」というポリシーですが、1号店オープンからわずか1年9カ月後の14年11月には「Les pif et dodine(レ ピフ エ ドディーヌ)」を、さらに16年2月に3店目となる「Les Jardin de dodine(レ ジャルダン デ ドディーヌ)」を同じ浜松町・大門エリアにオープン。なんと3店とも「ミシュランガイド東京」のビブグルマンに選ばれるという快挙を成し遂げています。
2021年4月には虎ノ門に4店目をオープン予定しており、気鋭の外食経営者としても注目されています。