天晴本みりん

  • 歴史ある流山の白みりんの流れを継ぐ本みりん

    「天晴本みりん」は江戸時代後期に江戸近郊の流山で生まれた白みりんの代表ブランド。江戸の食文化の発展とともに調味料として広まりました。「天晴本みりん」は200年以上の歴史を引き継ぎ、現在の食産業に適応した品質で、タレ・つゆ、煮物など様々な調理用途にご利用いただける定番のみりんです。弊社製造工場が流山から日光へと移転した現在も、その志や技術は受け継がれています。
  • 用途
    煮物、焼き物、タレ・つゆ、菓子など
  • おすすめ業態
    加工食品、冷凍食品、中食・外食など
  • 荷姿
    20L BIB、18L 缶、1.8L
「天晴」ブランドの名前の由来
「天晴」がいつからみりんの商標として使用されたのかは、はっきりした記録はありませんが、明治31年に新政府軍征夷大将軍・小松宮彰仁親王殿下が秋元家を訪れた際、八代目秋元三左衛門のために「天晴」の掛け軸を書き、その揮毫がみりんの商標として使われたといわれており、非常に古くからのロゴマークです。
歴史ある「天晴」みりん
「白みりん」発祥の地である流山(千葉県流山市)は、江戸川の舟運により大消費地である江戸と間近に結ばれていたことにより、江戸時代後期には全国的にも有名な産地となりました。この流山のみりんの二大ブランドの一つが「天晴」です。

「白みりん」発祥の地、流山の昔の醸造風景

日光の美しい水を活かして
現在の「天晴本みりん」は、千葉県流山市から栃木県日光市へと移転し、弊社日光工場で製造しています。水の都と言われる日光は、良質な地下水に恵まれた環境にあり、製造や洗浄に使う水は、日光山系の良質な地下水を使用。大量に水を使うみりんや酒類の製造には最適な条件です。
雄大な自然に囲まれ、美しい水が豊富な日光の地で、「天晴本みりん」の歴史は受け継がれています。現在は、ペットボトル(1.8L)製品、20LのBIB製品など、豊富なラインアップでお届けしています。
本みりんの様々な調理効果
和食の基礎調味料である本みりんは、糖分・アルコール分や、もち米・米麹に由来する特有の風味成分により、様々な調理効果が得られます。弊社では、様々な調味料の調理効果について、日々研究をしております。煮物、照り焼き、タレ・つゆなど、和食全般からお菓子まで各種用途にご利用ください。
1 豊かな味、上品な甘味を付与する 糖、アミノ酸、有機酸など
2 テリ・ツヤをつける 糖(ぶどう糖、オリゴ糖など)
3 焼き色を良くする 含有している糖組成
4 マスキング効果(嫌な臭いを消す)がある エタノールの共沸、糖とアミノ酸の反応物
5 味の浸透を良くする エタノールの呈味成分浸漬効果
6 煮崩れを防止する エタノール、糖