クックアップグリルG-1

  • 肉や野菜をグリルしたような香ばしさを付与する酵母エキス調味料です。

    「クックアップグリルG-1」は、独自の二段加熱法により、肉や野菜を焼いたときの香ばしさを付与する酵母エキス調味料です。一次加熱により「味(厚み・濃厚感)」を、二次加熱により「香り(焼き感)」を創生し、加工工程において不安定になりがちな「焼き感・調理感」の生成を、安定的に再現します。
  • 用途
    ハンバーグ、焼そば、炒飯、オニオンスープ、カレー、焼肉のタレ等、焼き感、炒め感、煮込み感を出したい食品に。
  • おすすめ業態
    加工食品、冷凍食品、中食・外食など幅広くご使用いただけます。
  • 荷姿
    1kg袋×10
焼き工程における加工食品メーカー様の課題
焼き工程を有する加工食品メーカー様では、下記図のようなさまざまな課題を抱えております。例えば、直火での局所的な加熱による焼きムラの発生、保存中の焼き感低下や異質なものへの変化などが挙げられます。容易ではない「焼き感」のコントロールに対応するため、安定的に「焼き感」を付与できる調味料の開発に取り組みました。
二段加熱法で「焼き感」+「濃厚感」を付与できる調味料を開発
本製品では、「二段加熱法」という製法を用い、「焼き感」に加え「濃厚感」も得られる調味料に仕立てています。
まず一次加熱として、加水、加圧加熱することにより得られる「味(厚み、濃厚感)」の創生、更に二次加熱として、粉末加熱を加えることにより「香り(焼き感、香ばしさ)」を創生し、調理工程における味・香り共に付与出来る調味料を開発しました。
「クックアップグリルG-1」の添加効果
ここでは、「炒飯への添加効果」、「香料との耐熱性比較」について、フレーバーセンサーを用いてご紹介します。
炒飯においては、炒め時間4分の試験区が、クックアップグリルG-1を添加することにより、炒め時間10分の試験区の評価へより近付いています。また、ムラなく均一に炒め感を付与できることもポイントの一つです。
香料との耐熱性比較においては、香料・クックアップグリルG-1共に、添加後・加熱前の状態では同方向に移行しています。しかし、加熱後の変化を見てみると、香料では大きく変化しているのに対し、クックアップグリルG-1では変化が小さくなっており、調味後の加熱耐性が高いことがわかります。

添加効果一覧

ハンバーグや焼きそば、炒飯、オニオンスープ、カレー、ラーメンスープ、焼肉のタレなど幅広い食品に対し添加効果があります。
添加量は食品によって異なりますが、概ね0.1%~0.8%程度を推奨しております。

食品 使用量(%) 効果
食肉加工品 ハンバーグ 0.4~0.6 網焼きハンバーグのような焼き感を付与できます。
麺類 焼きうどん 0.2~0.5 肉と野菜の焼き感、醤油感を付与できます。
焼きそば 0.2~0.5 肉と野菜の焼き感、ソース感を引き立てます。
米飯 焼きおにぎり 0.2~0.5 網で焼いたときの香ばしさと醤油感を引き立てます。
焼飯 0.2~0.4 鉄板で焼いた時の香ばしさを付与できます。
たれ・スープ オニオンスープ 0.2~0.4 玉ねぎをじっくり炒めた時の香ばしさを付与できます。
ビーフシチュー 0.2~0.5 肉と野菜の焼き感・濃厚感を付与できます。
カレー 0.2~0.5 肉と野菜の焼き感・濃厚感を付与できます。
マーボーソース 0.2~0.5 肉を焼いた風味を引き立てます。
ラーメンスープ    
  醤油ラーメン 0.1~0.2 香ばしさと醤油感を引き立てます。
  味噌ラーメン 0.1~0.2 味噌を炒めたような香ばしさを付与できます。
焼き肉のたれ 0.3~0.6 肉を焼いた風味を付与できます。
ゴマだれ 0.5~0.8 ごまの香ばしさと甘さを引き立てます。
「クックアップ」シリーズ
「クックアップ」シリーズは、食品素材を加熱調理する時に得られる調理香や特定の食品素材の風味を増強する酵母エキス調味料で、ビーフやチキン系の調理香、グリル感、煮込み感など、豊富なラインアップを取り揃えています。