【フレンチトースト】ユニゾンテイラー NINGYOCHO

(東京都/中央区)

オフィス街である人形町の裏通りに店を構える「ユニゾン テイラー NINGYOCHO」は、スペシャルティコーヒーを専門とするカフェ。平日(水・木・金)は朝8時からオープンし、通勤前の会社員に癒やしのひとときを提供しています。

フードはトースト5アイテム、スイーツ5アイテムをラインアップ。中でも平日15食、週末30食が売り切れじまいとなるフードメニューの一番人気が「フレンチトースト」。奇をてらわないシンプルを極めたスタイル、甘さを控えたやさしい味わいが同店らしい個性を放っています。今回は同品の作り方について、店長の角野則雄さんに伺いました。

クローズアップメニュー

フレンチトースト フル1,080円(税込) ※ハーフ750円(税込)

パンの耳までふわふわになるよう一晩かけてアパレイユを染みこませてあり、エアリーな食感が人気の理由。ごく控えめな甘さで、スペシャルティコーヒーの繊細な風味とも相性抜群です。

使用している食パンは、大正10年の創業以来続く地元の老舗パン店「サンドウィッチパーラーまつむら」の食パン。ソフトな食感ながら小麦粉の風味がアパレイユに負けることなく伝わってきます。

最近は近隣ホテルに滞在するインバウンド客にも好評で、連日リピートする訪日客もいるそうです。

技のポイント1

材料を混ぜた後にシノワで漉して均質なアパレイユを作ります

4枚切りサイズの食パン1枚に対して、卵1個、牛乳100ml、グラニュー糖15g、バニラエッセンス1滴という分量。材料を混ぜ合わせた後、シノワで漉して、全体が均質になるようにします。写真は1人前の分量ですが、通常の仕込みでは食パン5〜6枚分をまとめて作ります。

技のポイント2

パンは一晩浸して、耳までふわふわに

4枚切りの厚切り食パンは耳付きのまま使います。四分割にカットして、アパレイユに浸します。全体を軽く押しつけるようにして液が奥まで染みわたるようにします。1食分ずつタッパーに移し、冷蔵庫で一晩寝かせ、しっかりと馴染ませます。

技のポイント3

パンの側面にも火を入れて香ばしさを高めます

焼成はカセットコンロに最大4枚を焼ける大きめのプレートを載せたものを使用。有塩バターを敷き、十分溶けたところでパンを並べます。強めの中火で3分ほど焼いた後ひっくり返し、裏面は少し火力を弱めて1分30秒、その後は火を止めてからパンを立てるようにして側面を余熱で焼き上げます。トーストを皿に盛り付けたらメープルシロップ、粉砂糖をふり、バニラアイス、スペアミントを盛り付けて完成です。

オススメメニュー1

ラピュタパン 880円(税込)

商品名の通りアニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場するトースト料理をアレンジしたもの。童心にかえることができるネーミングはもちろん、調理中店内に広がる香ばしい香りが食欲をそそります。

食パンの周りをマヨネーズで土手をつくるように絞り、内側に卵を割り入れます。その上にベーコンをたっぷり散らし、ミックスソルトと粗挽きコショウを少量振ってスチームオーブンで9分間加熱します。

焼き上がったらトーストを皿に盛り、表面をバーナーでまんべんなく炙り、ほどよく焦げ色が付いたら完成です。

オススメメニュー2

プリン 530円(税込)

テレビ朝日系列の情報番組「ザワつく!金曜日」の「ご当地プリン」企画でも紹介されたスイーツの人気商品。シンプルを極めた見た目で、フォークを縦に入れたまま持ち上げることができるほど硬めに仕上げているのが特徴です。しっとりとした舌触りですが、極限まで甘さを控えていて後味すっきり。

プラス50円(税込)で、生クリームとさくらんぼをトッピングでき、昭和レトロな気分を演出します。

オススメメニュー3

バスクチーズケーキ 530円(税込)

ガストロノミーの都としても知られるスペイン・サンセバスチャンを発祥とするベイクドチーズケーキを再現しています。クリームチーズをたっぷり使用し、220℃、30分間の高温・短時間で焼き上げるスタイルで、表面はしっかりと焦がしながら、クリームチーズの中心部分はまだフレッシュな酸味や舌触りが残った絶妙なバランスです。

お店紹介

「スイーツは季節限定の商品も人気です。スペシャルティコーヒーとともにリッチなひとときを過ごしてほしい」と店長の角野則雄さん

平日水・木・金曜日は朝8時からオープンし、通勤前のビジネスマンに憩いのひとときを提供している同店。最近はインバウンド需要の高まりから近隣ホテルに滞在する訪日客にも人気です。

同店の看板商品であるスペシャルティコーヒーはシングルオリジン2種類、ブレンド2種類を1〜2ヵ月のペースで内容を変えながら提供。種類にかかわらずハンドドリップ560円、エスプレッソ530円と価格を揃えていて気軽にスペシャルティコーヒーが楽しめます。

2024年5月時点のラインアップは、浅煎りのエチオピア「GEDEB WURI」、日本ではコーヒー産地としては希少なペルーの「GREGORIO ORTIZ LAURA」でした。コーヒー豆はエアロプレスの世界大会で優勝経験を持つ佐々木修一氏がオーナーを務める「PASSAGE COFFEE」(東京・三田)から仕入れています。 

店長の角野則雄さんは長らく米国に暮らしていましたが、帰国後兄に誘われて、カフェの運営に携わることに。「米国暮らしの時はインスタントコーヒーを飲むくらい」と答えるほどで、スペシャルティコーヒーには関心がなかったと苦笑いする角野さん。エスプレッソマシンはもちろん、ハンドドリップも初体験。それでも産地やローストの違いによる味やフレーバーの多様さなどコーヒーの奥深さに触れていくうちに持ち前の研究者気質が刺激され、仕入れ先である「PASSAGE COFFEE」のトレーニングを月に一度受けています。

「ゆくゆくは自家焙煎にも挑戦したい」と角野さんはさらなるレベルアップに意欲的です。

基本情報

店名ユニゾン テイラー NINGYOCHO
所在地東京都中央区日本橋人形町3-9-8
電話番号03-3527-2507
営業時間火:9:00〜18:00
水木金:8:00〜18:00
土日・祝日:8:30〜18:00
定休日月曜日
席数20席
主な客層近隣会社員、訪日客、目的客
予算の目安600円〜1,500円
Instagramhttps://www.instagram.com/unisontailor_ningyocho/

※掲載内容は取材時点での情報であり、記事内容、連絡先、営業時間などが変更になる場合があります。