(東京都/足立区)
閉店後の午前零時。換気扇や壁など、店の隅々まできれいに掃除をし終わった深夜の店。しかし、まだ厨房は終わらない。「ホルモンは鮮度が命。素材が大事なんだよ」と、ホルモン担当の豊島雅信さん。客に新鮮なホルモンを食べてもらいたい一心から、毎日深夜に下ごしらえをする。素材にこだわり、その素材にあった食べ方や味の探求は半端ではない。そんなスタミナ苑のホルモンをクローズアップする。
ホルモンにあう味付けの特徴は「甘っ辛い」
牛肉と砂糖は非常に相性がいい。ホルモンに合う味付けの特徴は「甘っ辛い」。この辛いは、とうがらしの辛さではなく「醤油のしょっぱさ」。甘すぎて少し角があるくらいがいい。ホルモンは、まずホルモンダレを和え、次に醤油と砂糖をベースにして作ったタレを和えて、甘っ辛い下味をつける。焼いてそのまま食べてもちょうどいい味に仕上げているが、甘めのさらっとした醤油のつけダレが添えられる。
レバー塩 1,000円(税込み)
レバーの皮は手ではがすと断面に凹凸ができるため、包丁ではがす。つるつるできれいな断面には理由があったのだ。5kgのレバーの塊を1時間余りかけ、わずかなスジも見逃さず、丁寧にスジを取り除く。焼いて食べると、くさみがなく、しっとりとしたレバーは絶品。つけダレは、火を入れることで香りが豊かになる焙煎胡麻油と塩。
店名 | 鹿浜 スタミナ苑 |
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住所 | 東京都足立区鹿浜3-13-4 |
電話 | 03-3897-0416 |
営業時間 |
月、水~金の平日 17:00~23:00 (L.O.22:30 ) 土日祭日 16:30~23:00 (L.O.22:30 ) |
定休日 |
毎週火曜日・第3水曜日定休 (※第3月曜日の週の水曜日は定休) |
席数 | 50席 |
主な客層 | 幅広い年齢層 |
予算の目安 | ディナー7,000円前後 |
HP | http://www.sutaminaen.com/ |
開業 | 1967年 |