【中華料理】南方中華料理 南三

お店紹介

「引退したら自由な立場で食の世界に携わっていきたい」と語る水岡和孝さん。

　「南方中華料理 南三」では、6,000円（税別）のコース料理のみを提供しています。現在は月に一度、2ヶ月先の予約をまとめて受け付けており、コースの内容（前菜からデザートまで全８皿）は毎月変わります。内容に比してリーズナブルな印象を受けますが「仕込みは1人でしているし、高価格路線の店がもてはやされる風潮には反対だから」と語るオーナーシェフの水岡和孝さん。

　小学生の頃から料理に親しみ、好きだったテレビ番組は『料理の鉄人』、「上野のアメ横に食材を買いに行って、気になった料理を作ったりしていました」。中華料理の道に入ったのちに台湾への留学で中国語を学び、今も台湾や中国に出かけて現地の食を体験し、市場で話を聞くなど、インプットを欠かしません。「良質なインプットをして、頭の中を整理しておくことがポイントです。料理を作るときは、引き出しの中から組み合わせるだけ」という水岡さんが生み出した数々の料理レシピは、惜しげなくレシピ本などで紹介されています。今や中華料理界で話題の人となっている水岡さんですが「早く業界内に自分のポジションを確立して、店に立つよりもレシピ本や商品開発などの仕事にシフトしていきたい」と語ります。出版や料理教室、料理動画、商品開発、業態開発などの仕事で収入を得て、インプットの旅に出かけ、フィードバックするというビジネススタイルへ、と考えているそうです。とはいえ、人気店の評価が定まった現在、予約受け付けを開始するとあっという間に満席。SNS上で料理好きをアピールする人たちから、飲食業界のプロフェッショナルまで、多くの人たちを魅了し続けています。

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